サステナビリティの実現を目指す上で、重要と考える事項を19のマテリアリティ項目として特定しました。これらは価値創造、環境、社會、ガバナンスの各領域において日本新薬が社會やステークホルダーに対して果たすべきミッションを見定め、また、社會変化がもたらすリスクや機會を考慮して策定したものです。
マテリアリティ特定プロセス
日本新薬グループのマテリアリティは、中長期的な視點における課題認識からのアプローチを採用し、以下のプロセスで特定しました。これらは、社會変化やステークホルダーから當社への期待の変化に応じて最新化を図ります。
課題の抽出
以下の2つの切り口より日本新薬の課題を抽出しました。
- ISO26000、GRIスタンダード、SDGsなどの國際的なガイドライン?基準を參照することにより導出される課題
- 社會情勢?市場環境?自社狀況の分析により導出された、事業を推進する上での“リスクと機會”から考えられる課題
課題の重要性評価
抽出した課題をステークホルダー視點（各ステークホルダーの活動への影響度?優先度）と自社視點（事業戦略などに係る影響度?優先度）の2軸からマッピングを行い、重要性を評価した上で優先順位の高い項目を絞り込みました。
計畫立案?承認
マテリアリティに対して、各課題を推進する関連部門が中心となり、定量?定性目標ならびに目標達成に向けた推進計畫を設定しました。
設定した目標?計畫はCSR委員會にてレビューを実施し、取締役會において承認を受けました。目標と計畫については、同委員會で定期的に実施狀況を検証し、必要に応じて取り組みを改善します。
日本新薬のマテリアリティ
| 目標 | 活動內容 | 関連するSDGs | |
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| 価値創造 | |||
| 健康?生活 |
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01健康未來を実現するイノベーションの創出 |
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| 有効な治療法が未確立な難病?希少疾患などの治療薬の創出 |
?核酸の創薬技術をベースに遺伝子治療なども含めた新たな創薬モダリティにチャレンジ |
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| 食を通じた健康への貢獻につながる製品の創出 |
?獨自性の高いヘルスケア製品、素材および乳たん白素材を定期的に市場へ投入し疾病予防に貢獻 |
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| 健康未來を提供するための社內資源の強化 |
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| 難病?希少疾患領域の醫療発展への貢獻 |
?醫療現場への情報提供および患者さんならびにそのご家族への疾患啓発 |
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| フードロス削減への貢獻 |
?食品の味を損なわない品質安定保存剤の開発による賞味期限延長で廃棄減に貢獻 |
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02特長のある製品を通じた世界の人々の健康への貢獻 |
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| 必要とされる治療薬の世界への提供 |
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| 食を通じた世界の人々の健康への貢獻 |
?アジア諸國でのECモールへ獨自性の高いヘルスケア製品、素材の提供 |
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| 核酸醫薬などの研究?開発を通じたサイエンス分野の貢獻 |
?學術論文あるいは學會などを通じた科學的な知見の発表により?関連するサイエンス分野の発展に貢獻 |
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03醫薬品の提供に留まらないヘルスケア分野への貢獻 |
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| 治療にとどまらない一人ひとりの健康創りへのサポート |
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| 患者支援とアドボカシー活動の強化 |
?疾患や治療に関する正しい情報を提供することにより疾患に対する社會の理解を促進 |
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| 醫學の発展に貢獻する醫療や科學の研究への支援拡大 |
?公募研究助成制度のさらなる充実 |
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| 信頼性保証?安定供給 | |||
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04安全で高品質な製品の供給の維持 |
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| 信頼性保証體制の強化 |
?核酸醫薬をはじめとする新たな醫薬品を含めた安全で高品質な製品供給を維持?管理できる仕組みの強化 |
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| サプライチェーン全體を通じた情報ネットワーク進展による安定供給體制の強化 |
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05製品の適正使用の徹底 |
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| 製品の適正使用に向けた正確な情報提供 |
?安全性情報の収集、営業部門においてインテグリティのさらなる推進 |
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| 偽造醫薬品への対応 |
?偽造品対策委員會の運営を通じた情報共有および対応 |
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| 醫療機関からの問い合わせへの対応強化 |
?デジタルコミュニケーションの推進による業務効率化と顧客満足度の向上 |
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| 環境 | |||
| 気候変動 |
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06気候変動対策 |
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| 2022年目標：溫室効果ガス排出量2013年度比6％削減 2030年目標： 溫室効果ガス排出量2013年度比25％削減 |
?溫室効果ガス削減の取り組み実施 |
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| 循環型社會 | |||
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07資源循環の推進 |
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| 2022年目標：廃プラ再資源化65％ |
?廃プラ再資源化の取り組み実施 |
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| 2022年目標：再資源化率55％以上 最終処分量2005年度 実績比70％削減 |
?省資源、廃棄物削減および3Rの推進 |
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| 化學物質 | |||
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08化學物質の適正な管理 |
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| 化學物質の適正な管理の推進 |
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| 生物多様性 | |||
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09生物多様性の保全 |
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| 生物多様性保全に係る社會貢獻活動を推進 |
?山科植物資料館における絶滅危懼種の保護、育成活動の継続 |
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| 社會 | |||
| 働きがい |
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10従業員の健康増進?職場安全の確保 |
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| 健康経営に対する従業員の意識向上 |
?社員の健康の維持あるいは向上による活力および生産性の向上の実現 |
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| 健康関連データ解析による健康経営施策の推進 2022年目標：喫煙率0％、婦人科受診率70％ 2023年目標：BMI普通體重者割合75％ |
?従業員の健康狀態や向上?悪化狀況の把握のための健康データの有効活用 |
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| 労働災害リスク対策の実施 |
?職場安全の確保に向けた労働災害危険予知活動、ゼロ災提案活動などのさらなる強化 |
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| 健康投資管理會計による健康経営の推進 |
?健康経営の「戦略設定」、「実施」、「取組み?評価」、「改善」のPDCAサイクル確立 |
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11ライフワークバランスの実現?一人ひとりが成長し、活躍できる組織 |
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| 従業員エンゲージメントの向上 |
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| 一人ひとりが活躍できる組織風土の醸成に向けた人材育成の取り組み推進 |
?成長意欲のある自立型人材やグローバル人材などの育成 |
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| 「日本新薬の新しい働き方」推進のための人事制度整備 |
?フレックスタイム制度やテレワークなどの多様な働き方やICTを活用した業務の見直しの推進 |
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| 「日本新薬の新しい働き方」浸透による労働時間の適正化 |
?フレックスタイム制度やテレワークなどの多様な働き方、ICTを活用した業務時間削減などの取り組みの推進 |
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| 「日本新薬の新しい働き方」の推進と浸透 |
?人事諸制度の改定、運用を見直し働きやすく働きがいのある會社の実現 |
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12ダイバーシティ＆インクルージョンの推進 |
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| 雇用の創出?確保?維持（海外グループ會社では現地での雇用創出） |
?ダイバーシティ＆インクルージョンを意識した採用活動の推進 |
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| 社員の意識改革を目指したダイバーシティの理解促進 |
?「個人」を承認し、良い點や改善點を指摘または受け入れられる組織風土の醸成 |
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| さらなる女性活躍の推進 |
?性差を問わず誰もが活躍の機會を得られる職場環境の整備と組織體制の構築 |
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| 障がい者雇用の推進 |
?障がい者の職域開発の推進 |
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| すべての人が働きやすい環境整備および組織體制の構築 |
?育休、介護、病気などの個人事情によらず安心して働ける職場環境の整備 |
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| 地域社會 | |||
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13地域?文化への貢獻 |
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| 京都文化の保存維持をはじめ各地域に根差した社會貢獻活動 |
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14子どもの未來への貢獻 |
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| 未來を擔う子どもたちの教育支援 |
?スポーツや絵本などを通じた教育支援の推進 |
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| 小児患者のいる施設などへの支援 |
?絵本などを通じた子どもたちの精神面への支援 |
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| ガバナンス | |||
| ガバナンス |
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15リスクに強い組織體制の構築 |
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| リスクマネジメント體制の強化 |
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| 事業継続體制の推進、有事のサプライチェーンの維持方法の検討 |
?製造所およびサプライヤーのリスクマネジメントによる製品の安定供給體制の強化 |
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16コンプライアンスの徹底?ガバナンス強化 |
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| ガバナンス機能の強化 |
?グループ會社も含めたガバナンスの強化 |
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| コンプライアンスの徹底?腐敗の防止 |
?コンプライアンス意識を醸成し、腐敗防止の徹底 |
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17インテグリティの推進 |
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| インテグリティの推進 |
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18AI?IT活用の推進 |
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| AIの積極的活用とIT化の推進による業務効率化 |
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19適切な情報開示とステークホルダーとのコミュニケーションの実施 |
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| 投資家とのエンゲージメントの強化 |
?投資家へのIR活動の強化 |
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| ステークホルダーからの信頼獲得 |
?株主?投資家、従業員、取引先、顧客（醫療従事者?患者さんとその家族）、地域社會への情報開示実施 |
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